インナーチャイルドの苦しみを解消するには、子供の頃の自分に会いに行き、癒してあげるのが一番です。
過去の自分を癒す「インナーチャイルド浄化法」
私たちの中には、「インナーチャイルド」と呼ばれる子供が存在すると言われています。
分かりやすく言えば、 幼少期の辛い記憶を引きずった自分の事です。
子供の頃に傷ついた経験があっても、多くの人は、お隣になると様々な理由をつけて「解決したこと」にする傾向があります。
理屈で理解しようとしたり、納得した気になったり。
例えば、幼い時に寂しい思いをしてきた人の場合だと、
「当時はお金に困っていて、親の機嫌が悪かったのはしょうがない」
「弟が病気だったから、お母さんが私にかまってくれなかったのはしょうがない」
「 親が離婚して、一人で留守番しなきゃいけなかったんだからしょうがない」
そうやって、傷口に「しょうがない」という蓋をしてしまうのです。
蓋をしてしまえば傷は見えませんから、本人はすっかり忘れた気になる。
でも、それで傷が癒えたわけではありません。
歌の下の傷は、行き場のない心の汚れとなり、自分の中に存在し続けます。
それどころか、「しょうがない」と思い込むことで心の傷から目をそらしていると、インナーチャイルドは大きな叫び声をあげ始めます。
「苦しかったんだ」
「悲しかったのに」
「寂しさに気づいてよ」
「こっちを見て」
「私を大切にして」
震えながら怒りの声を上げ、インナーチャイルドは心の中で暴れます。
それがあなたの感情をかき乱し、次から次に問題を起こす。
つまり、いつもイライラする、 嫌なことばかり起きるといった嫌な現象は、インナーチャイルドの「私に気づいて」という悲痛な叫び声なのです。
自分や人に優しく生き、 魂を成長させたいと言う、本当のあなたが出しているサインなんですね。
インナーチャイルドの苦しみを解消するには、子供の頃の自分に会いに行き、 癒してあげるのが一番です。
今のあなたが心の傷に気づき、「嫌だったよね」「もう我慢しなくていいよ」「あなたは悪くないよ」「大丈夫だよ」と声をかけたり、いいこいいこしたり、抱っこしてあげたりして、とことん甘やかしてあげてください。
するとインナーチャイルドが喜び、笑顔を取り戻します。
つまり傷が癒され、心が浄化されるのです。
インナーチャイルドに会いに行くのは簡単で、心をリラックスさせて、子供の頃の自分をイメージするだけです。
赤ちゃんの時、幼児期、 小学生の頃など、何歳の自分でも構いません。
また、イメージするたびに違う年齢の自分が出てきても大丈夫です。
「子供の時の自分がはっきりイメージできない人もいると思うけど、こんな感じかなって言う、ぼんやりしたものでも十分だからね。
すごい実感を伴って出てこなきゃいけないとか、そんなこともない。
なんとなくイメージすればいいんだ」
そう一人さんが言うように、 気楽にインナーチャイルドを呼び出して下さいね。
叩いて叩いて叩きまくる「ハリセン浄化法」
絶叫浄化法は効果的ですが、気兼ねなくお声を出せる場所が必要になります。
そこで、なかなか思うように一人になれない、環境的に難しいなどで絶叫できない場合は、 体を動かすことで発散するのがおすすめです。
私の講演会デモ、コロナウイルスが蔓延して以来、講演会そのものが中止されたり、タイミングよく開催できても大声は NG だったりと、2年前から絶叫ワークができなくなりました。
その代わりに考案したのが、体を動かして発散する「ハリセン浄化法」です。
ハリセンとは、コートなどで登場するあの小道具(張り扇)のこ
と。
嫌な相手の顔を思い浮かべながら、絶叫する代わりに、 ハリセンで机や床を叩くのです。
ハリセンは、厚紙をじゃばら状に折るだけで簡単に作れます。
それで机や床を叩けば、絶叫ワークに匹敵する浄化作用があるのではないかと思ったのです。
そういうわけで好意宴会に取り入れてみたところ、みんな大興奮。
中には、紙に嫌いな相手の顔や名前を書き、その紙がボロボロに破れるまでハリセンで叩きまくる兵まで・・・・・・。
溜まった汚れを、思い思いに発散していました。
ちなみに、私の講演会で浄化ワークを行うときには、一人さん一押しの「殺しの旋律(テレビドラマ必殺仕事人のサウンドトラック)」や、「We Will Rock You( イギリスのロックバンド・クイーンの代表曲)」などの音楽を流します。
リズムに乗りやすい音楽があると、一層ノリノリで楽しく浄化できます。
皆さんもお気に入りの音楽があれば、 浄化ワーク中に流すといいでしょう。
ただし、くれぐれも明るい気持ちでお願いしますね。
「お仕置き浄化法」で嫌な相手をコテンパンに!
少し前に、行きつけのネイルサロンを訪れた時の事です。
いつも担当して下さる女性ネイリストさんは、天真爛漫なタイプで明るい性格なのですが、その日はなぜか浮かない表情。
どうしたのかと思っていたら、「実は嫌な出来事があり、モヤモヤしちゃって・・・・・・」と悩んでいたのです。
詳しい話を聞いてみると、こういうことでした。
彼女が道を歩いていると、前方から、赤ちゃんを抱っこした男性がやってきたそうです。
狭い道だったので、すれ違うには道を譲り会わなければなりません。
そこでさっと右に避けたところ、 相手も同時に同じ方向に避けてしまった。
よくある場面だと思いますが、この時はたまたまそれが何度か繰り返されてしまったんですね。
それで彼女が「あ、ごめんなさい」と言ったところ、返ってきたのは「バカか、お前!」 という耳を疑うような言葉。
ひょっとしたら、赤ちゃんを抱っこしていたところでこちらが思っている以上に困っていたのかもしれません。
でも、それにしたってそんな言い方はない。
失礼極まりない暴言ですよね。
そんなわけで、優しい彼女はすっかりショックを受けてしまったわけです。
帰宅してからも動揺が止まず、考えれば考えるほど悔しくて、「なぜあんなことを言われたの?」って考え込んでしまったそうです。
でもね、実はこういうケースの増加ってすごく簡単なんです。
特に今回は相手が通りすがりの人で、もう二度と会うこともないでしょうから、妄想(イメージ)の中で思いっきり懲らしめてやればいいのです。
例えば私だったら、そのむかつく男性は固い床に正座させるところから妄想が始まり、次に飛び蹴りですね。
新日本プロレスの、オカダ・カズチカばりの。
で、 太~いムチでしばき倒して、仕上げにバケツの水モップかけちゃうかな。
もしそれで怒りが収まらなければ、何人か仲間を呼んで、寄ってたかって責め立てます。
それで相手は、泣きながら土下座で謝罪するわけです。
どうでしょう、これでかなりすっきりしませんか?
というわけでネイリストさんもすぐに妄想が始まり、まもなく「はなゑさん、すごくすっきりしました!」と笑顔に戻っていました。
真面目な人は、このような妄想自体を「悪いことだから」と否定したくなるかもしれませんが、そこで抑圧するからますます苦しくなるんです。
世の中には、本当に報復事件にまで発展させてしまう人がいます。
そんなケースでは、自分に我慢させすぎるからエスカレートするのであって、怒りの芽が小さいうちに摘み取ってしまえばそれで終わりなんですよね。
嫌なことなどすぐに忘れてしまいます。
妄想は、あくまでも頭の中だけのストーリーです。
本当に相手を傷つけたり、誰かに迷惑をかけたりするわけではありませんから、それくらい自分に許してあげてもいいのではないでしょう。
そもそも私の場合、妄想の中で蹴ったり謝らせたりすることがあったとしても、ほとんどコメディですから。
汚れの元は、できるだけ早く浄化すること。
嫌な人が出てきたら頭の中でお仕置きをして、あなたの世界からさっさと退散してもらいましょう!
斎藤一人さんの話を纏めました。
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