この人生が終わったら魂も消えちゃうと思っているかもしれないけど、人間の魂は何度だって生まれ変わるんだよね。
時間はいくらでもあるから焦らなくていい
世の中には、人の親切に気付かない人、愛が伝わりにくい人がいます。
気づかないふりをしている訳じゃなくて、悪気なく気づかない。
いわゆる、ちょっと鈍いタイプというのかな。
過去に、そういう人から「私は人の気持ちがよくわかりません。どうすればわかるようになりますか?」という質問をされた事があってね。
これもさっきの話に通じるけど、何かをすれば気づけるっていう単純な問題じゃないんです。
注意してぱっとできれば簡単だけど、やっぱり時間をかけて少しずつ学んでいくしかないの。
わかっているのにできないことって、誰にでもあるでしょ?
でもね、なかなかできないから修行だし、学びだって深まるんだよ。
学びに時間がかかると焦ることもあるだろうけど、慌てる必要はないんです。
魂に与えられている時間は無限にあるから。
みんなは、この人生が終わったら魂も消えちゃうと思っているかもしれないけど、人間の魂は何度だって生まれ変わるんだよね。
肉体という器には寿命があっていつか死ぬ時が来るけど、魂に寿命はなくて、器を替えながら永遠に生まれ変われるの。
だから、今週はちょっと暗い鈍いタイプだっていい。
今世は「鈍いことで愛を学ぶ」ステージってだけで、一度学べばもう同じ経験はしないから。
来世か再来世では、もっと成長した自分になるよ。
と言うか、あなたが既に自分の課題を自覚しているのなら、その時点でかなり成長している証拠じゃないかな。
だとしたら、その課題は案外早くクリアできるかもしれないよね。
見る目のある人にも苦労した過去があるんだ
勘違いの愛とか、見せかけの愛を簡単に見破ることができたら、迷惑な相手に振り回されることもありません。
人間関係の煩わしさは半減するよね。
ただ、本物の愛を見極める力をつけるのはなかなか難しい。
やっぱり時間がかかるんです。
詐欺やなんかでも、詐欺にあったことを死ぬまで気づかない人もいるでしょ?
それと同じで、同じような相手に何度も振り回されて、それでも気づけない人っているんだよね。
恋愛だってさ、「この人には愛がある」と思って付き合うのに、しばらくすると、なぜかいつも相手が豹変して、ひどい目に遭うっていうケースはごまんとあるの。
見る目のある人にしてみれば、「なぜこんなバカみたいな話に引っかかっちゃうの?」「なぜ間違った愛を見抜けないの?」って不思議に思うかもしれない。
でもね、コロッと騙される人はいるんだよ。
詐欺にしても、これだけ世の中で注意喚起されているのに、なお引っかかっちゃう人がいる。
それはなぜかと言うと、魂がまだ「騙されることで学ぶ段階」にいるんだよね。
で、そういう段階を経て、学びながら少しずつ上へあがっていく。
今苦労している人は、今世それを学ぶようになっているからです。
見る目のある人だってさ、それはすでに前世かそれ以前に修行を終えているだけで、みんな間違った愛を見抜けず苦労した過去があるはずなの。
どんな魂も、学んで初めて成長するんだ。
悪い奴が悪そうに見えないのも修行のうち
よくよく「心は顔に表れる」と言われます。
確かに、優しい顔の人が本当に愛情深いことも多いけど、一見怖そうなのに愛の深い人だったり、見た目は優しそうな人でも冷酷な人だったりと見た目は優しそうな、外見と内面のギャップが大きい人もいるよね。
そこを見抜けるようになるのが人生なの。
で、そういうのもまた人生の面白いところなんです。
例えば時代劇の世界なら、悪役は悪そうなメイクや表情をしてくれるから、ぱっと見た瞬間に「これは悪い奴だな」ってわかりやすい。
だけど、現実の世界ではそうはいかないからね。
悪いやつ一人ひとりに、「外に出るときは悪そうな見た目にしてください」って頼むわけにもいかないしさ。
それに、いい人はみんないい顔をしていて、悪い奴は全員悪い顔で・・・・・・っていうんだったら、学びも何もないよね。
見た目だけで判断すればいいって、それじゃあ魂の成長も何もないから、悪い奴が悪そうに見えないのも修行のうちなの。
偽物の中から本物を選べるとか、本物の中に紛れ込んでいる偽物を見破れるようになるには、悪いやつが悪そうに見えないのも修行のうちなの。
偽物の中から本物を選べるとか、本物中に紛れ込んでいる偽物を見破れるようになるには、魂を成長させるしかない。
そのためには、まずあなたが本当の愛を出せるようになることだよ。
本物の愛も知りもしないのに、偽物と本物を見極めることはできないからね。