不安を取り除くには意識の仕組みを理解すること
過去のことにくよくよしたり、将来のことが不安になるのはなぜか?
防衛本能が行きすぎると人は不安になる
それでは具体的に、上気元になるために必要なことを述べていきます。
幸せ豊かさと一体いいものを引き寄せたければ、まず自分が幸せで豊かな波動を出していなければなりません。
その「幸せで豊かな波動を出している状態」こそが上気元なのですが、多くの人は周りの状況に左右される中機嫌状態なのです。
なぜそうなるかと言うと、人間には防衛本能が備わっているからです。
他の動物にもももちろん、防衛本能が備わっていますが、人間のそれはさらに優れた能力を有しています。
私たちは未来を予測して、それに備えることができます。
私たちはより安全で、より安定した暮らしを送ることができるのです。
しかし、その防衛本能が行きすぎると人は不安定になります。
例えば、将来に起こることを必要以上に心配して「ああなったらどうしよう」と『取り越し苦労』をする人。
それに、「あの時失敗したからまた失敗をするかもしれない」と、過去の失敗や過ちをいつまでも引きずって『持ち越し苦労』をする人。
さらには、人のことまでわざわざ持ち出して「あの人がこう言ったらどうしよう」と言ったように『持ち出し苦労』をする人までいます。
心配しすぎる人は「心配症」という病気です。
心配し過ぎて「気」が病んでいるのです。
これで脇を上げて「上気元」になろうとしても、気が病んで「不機嫌」になってしまうのはしょうがありませんね。
自分でもコントロールできない「潜在意識」
さらに言えば、人間には自分で意識できる「顕在意識」と、自分で意識できない「潜在意識」があります。
潜在意識は自分の意識を変えることでコントロールできますが、潜在意識無意識の領域ですからコントロールできません。
ここには過去の様々な失敗や家のことが記憶されていて、それがトラウマになって人を苦しめたりします。
さらにこの潜在意識には、今世だけではなく、前世の記憶まで入っているのです。
例えば「天保の大飢饉」のような上で苦しんだ時の記憶や、高いところから落ちた時の記憶などがあります。
なぜかダイエットしてもなかなか痩せない人は、飢饉で苦しんだ時の記憶が無意識の中で強いのかもしれませんし、理由もなく「高いところが怖い」という高所恐怖症の人も同じく、前世の記憶がそうさせているのかもしれません。
「何があっても上気元で生きる」という強い意志を持つ
あなたは無意識から何を引き出していますか?
人は何もしないと不安になりますし、人の心は「コロコロ」と変わります。
だから、自分の心を上気元にするためにはまず「何があっても上気元で生きる」という「意思」が必要になるのです。
先にも述べた通り、潜在意識には過去の様々な記憶が残っているので、自分の意識の状況に合わせたものを引き出してきます。
例えば気が下がっている時には、マイナスの出来事や不安になるようなことが引き出されてきます。
逆に気が上がっている時はプラスの出来事や、楽しいこと、嬉しくなることが引き出されてくるのです。
無意識からどんなものが引き出されてくるかは、あなたの意識の状態で決まります。
だからこそ、私たちは「上気元で生きるんだ」という意志の力で、意識を常に上に向ける必要があるのです。
人が不安になるのは自分を守るためです。
だから、不安な気持ちがあるならその不安を解消するための、具体的な対策を講じましょう。
例えば将来が不安なら、少しずつでもいいからお金を貯めるとか、どこか具合が悪い所があるなら、お医者さんに診てもらうとか。
とにかく、不安があればそれの対策をどんどん取って、常に自分の気持ちを上に向けるのです。
不安や問題に対して具体的に対処すると、その不安や問題がなくなるだけでなく、それがいいことに変わります。
そうすれば更に気が上がり、上気元になっていいものを引き出したり、引き寄せたりすることができるのです。
自分の心の舵をしっかりと上気元にとろう
すぐに怒ったり、イライラしたり、不安になる人は「感情に流される人」です。
そういったマイナスの感情に身を任せて流されるのではなく、意志でしっかりと「舵」をとって、自分の心が向かうところを上気元に合わせないといけません。
私たちは自分の意思で、いくらでも豊かさや幸せの方に心を向けることができます。
逆に感情に流されていると、いくらでも怒りや不安に流されていってしまうのです。
「何かいいことがあったら幸せ」とか、「何かいいものをもらったら豊か」といった具合に受け身でいると、いいものがもらえなかったり、悪いことがあるたびに不幸になってしまいます。
そうではなく、自分の心の家事をしっかりと上気元に合わせていれば、「いいことがあれば幸せ」だし、悪いことがあったとしても、「それは幸せに向かう過程に過ぎないんだ」と思えるのです。
お金も人も引き寄せる人の法則
感情に流されるのでなく
自分の意思でコントロールしよう
思考の大きさが人間としての器量も決める
心も手入れしないと「不安」という雑草が生える
土地は人の手を入れずに放置していくと、雑草が生えて荒れるばかりです。
その土地から米や麦、野菜や果物を収穫したいのなら、まずはその土を耕す必要があります。
雑草を抜き、石やゴミのような不必要なものを取り除き、そして土を十分に耕したところに種をまくと、根を張りやすく、口から水や養分を吸収しやすくなり、よく育つのです。
人の思考も、これとよく似ています。
何も考えないでいると、人の心は不安を感じるようになっていますし、さらにその不安を放っておくと、その不安が心の中にどんどん広がっていきます。
だから、私たちはその不安をまず取り除き、思考の土壌を耕して、成功や幸せなど、上気元になる種をまいて、その実を収穫するのです。
自分で自分の限界を作らない
思考の土壌を耕すとは、考え方を柔軟にすること、そして素直になることです。
いくら良い種を蒔いても、土壌が固いと根が張れないように、考え方が固いということを受け入れることができなくなってしまいます。
だから素直な気持ちで人の話を聞き、良いことを聞いたらすぐに実行に移す。
うまくいかない時は、他のやり方を試したり、改良したりして、また実行する。
それを繰り返しながら思考をどんどん広げていくと、あなたのできることも次第に増えていくのです。
土地が狭いとそれに応じた収穫しかできないのと同じで、趣向が狭いとそれに応じたことしか考え着きません。
思考の大きさは、器の大きさです。
つまり、思考の大きさが人間としての器量も決めるのです。
人は勝手に自分で限界を決めてしまいます。
やりもしないで「これは自分にできない」と決めつける人もいれば、一度の失敗で諦めてしまう人もいます。
サーカスの象は逃げ出そうとはしません。
これは子象の時から鎖に繋がれているので、「ここからは逃げられない」という習性が身についてしまったためです。
私たちが自分で限界を作るのも、人に言われたことや過去の失敗で無意識に、自分の心を見えない鎖でつないでいるようなものです。
だからまず、「鎖はないんだ」ということを知りましょう。
そして、私たちの素直な気持ちでどんどん耕し、上気元の種をまいてください。
そうすれば必ず上気元の実がなって、みんなに分けてあげることもできるのです。
お金も人も引き寄せる人の法則
素直な気持ちで人の話を聞き、
すぐ実行しよう
斎藤一人さんの話を纏めました。
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