仕事が終わってプライベートで癒してくれるのはいいんだけど、職場でズルズルしてて、
「私、癒し系ですから」
何て言っていると大変なんだ。
クビになっちゃう。
- 職場の癒し系は部下・同僚・上司を癒さない
- 魅力ある商人、魅力あるサラリーマンは沸騰点に達した人
- カッコばかりつけるな、でなく、かっこぐらいつける
- 揚子江の水を全部飲もうとするやつはバカ
- 追伸 プロとは、早く動いて気持ちが冷静な人
職場の癒し系は部下・同僚・上司を癒さない
これからは人間的な魅力で勝負できる時代です。
だけど、今は、経済の時代だということが見えていないと、あなたの魅力は生かされません。
次に紹介するのは、そんな話です。
経済の時代って何ですかって言うと、全員が経済を学ぶ時代だということ。
その前の時代には、人間は戦争を学んでいた。
戦争なんかしてもいいことない、ということを学ぶために世界中の人が戦争を経験していた。
でも、今はその学びは終わって、今は経済を学んでいる。
経済を学んでいるって、給料やボーナスを減らされるとか、リストラされるとかっていう経験を通じて、経済が生活の基盤だってことを骨の髄まで叩き込まれているっていう事。
要するに、経済を通じて、サラリーマンはどんな考えを持ち、何を行動して働きに出て行かなきゃならないってことを学んでいる。
経営者は何を考え、どう行動して会社を経営しないといけないか、企業は何を考えて何を社会に提供していかなきゃいけないかってことを、経済から学んでいるんだよ。
これをきちんと学びを得た人が勝ちで、きちんと学ばなかった人が負ける。
勝ち組に回ろうが、負け組に回ろうが、それは個人の自由だけどね。
で、これからの時代というのは人間的な魅力がものすごく必要になってくるんだけれど、その魅力というものには大きく二通りが出てくる。
で、これからの時代というのは人間的な魅力がものすごく必要になってくるんだけれど、その魅力というものには大きく二通り出てくる。
一つは、「癒し系」とかって言われる人。
仕事が終わってプライベートで癒してくれるのはいいんだけど、職場でズルズルしてて、
「私、癒し系ですから」
何て言っていると大変なんだ。
クビになっちゃう。
今は経済の時代だから、経済に繋がらないとか、生産性の悪い人は、間違いなく置いていかれる。
というわけで、二つ目っていうのが経済と生産性が伴っていること、要するに、早く動いて気持ちが落ち着いている人なんだ。
で、そういう人の事を世間では、プロと呼ぶ。
例えば、プロの板前さんはオーダーががいっぱい来て、ちゃっちゃと動く。
包丁を持ってて指を切ったりしないかなと思うけれどそんなことはないし、砂糖と塩を間違えたりなんてことはない、火傷もしない。
それからプロのサッカー選手だって、気持ちは冷静なんだけれど、体は早く動くんだよ。
緊迫した状況の中で冷静に体を動かしながら、的確にシュートを決めたりする。
プロっていうのは、ある種の矛盾なんだね。
これからの時代の魅力っていうのは、そういうことが必要なんだよ。
そんなの自分の好みじゃない、なんて言ってもダメだよ。
自分の個人的な好みはどうでもいいの。
相手がどう思うかが大切なんだから。
そういう時代が来たんだ。
これはしょうがないんだ。
こういう世の中が嫌だって言っても無理なの。
戦争の時代にはね、
「戦争なんて嫌だ」
って言っても、戦争はなくならなかった。
今は経済の時代だから、
「経済なんて嫌だ」
って、言った人が負けていくの。
どうしても嫌だから死ぬしかないって、死んだとしても、世の中に何の影響もない。
今は経済の時代だということを受け入れ、その中でどうしたら自分が幸せでいれるかを考えなくちゃだめなんだよ。
魅力ある商人、
魅力あるサラリーマンは沸騰点に達した人
次に紹介する話は、商売がうまくいくコツ、会社で出世するコツについてひとりさんが語った「沸騰点」の話です。
沸騰点をあげることは、商人としての魅力、サラリーマンとしての魅力にもつながるんだという話です。
お湯は100°になったら沸騰するよね。
それで、例えば、俺がお店をやっているとすると、忙しさの度合いが40%で、後はぼーっとしているとするよね。
要するに、自分が40%しか働いていないと思ったら、今の自分の温度は40°だと思えばいいんだよ。
でも、これじゃあ沸騰点には達しないよね。
そんなので機関車を走らせようなんてできないんだよ。
だから、自分の温度が100°になるようにしないといけない。
そうすると、お客さんが来た時に、俺はガラスのティーポットなんかにドライハーブを入れてハーブティーでも出そうか、みたいなことを考える理由。
ハーブティーを飲ませろって言うんじゃないよ。
その他のことでもなんでもいいから、やってみなってことなの。
そうしたら、温度は10°ぐらい上がる。
50°だよ。
で、お客さんに出す。
お客さんがいれば話ぐらいはするから、もう10°ぐらい上がる。
そんなことをやりながら、自分の温度を沸騰点に到達させていくの。
そうしたら、機関車は走り出す。
ところがだよ。
ここにカリスマ美容師がいるとする。
カリスマ美容師っていうのは、一人しかいないんだけど、助手がつくとふたりぶんの仕事ができちゃうんだよ。
だから得だということじゃないんだよ。
その逆なの。
鍋の水が倍になったのと同じことだから、沸騰させるのが大変になっちゃうんだよ。
もし、カリスマ美容師の店で10人の人間を雇うとしたら、鍋の水は10倍になっちゃう。
だから、沸騰させるのが10倍大変なんだよ。
多くなればなるほど、鍋の温度が下がっていっちゃう。
だから、うまく燃やさないとだめなの。
それって、どういうことですかって言うと、一つは鍋をちっちゃくする。
鍋がちっちゃければすぐ沸騰するからね。
店を広げるなっていうのは、そういうことなんだよ。
だけど、みんなちょっとはやってくるとすぐ広げちゃうの。
で、カリスマ美容師って言われるようになると、ちょっと忙しくなった時に、
「忙しくて嫌になっちゃう」
とかって言うんだよ。
その挙句、
「一週間ぐらい海外旅行してきます」
何て、生意気な事を言っちゃうの。
だめだよ、そんなふざけたことを言っちゃ。
海外旅行に行くのはいいの。
だけど、言い方があるの。
海外旅行に行きます、じゃなくて、パリのなんとかかんとかでファッションショーがあって、そこで自分がメイクを任されたんで行きます、って。
そうすると、相手は、
「あぁ、忙しそうだな」
って、思うんだよ。
それを、一週間の海外旅行、って言っちゃうと、かまどに石炭をくべるんじゃなく、水をくべちゃうようなものなんだよ。
だから、忙しそうにするの。
お客さんお忙しいところでやってもらいたいんだから。
だから、沸騰点をあげるんだよ。
そうしたら、奇跡が起きるんだよ。
サラリーマンだってそうだよ。
100度になっちゃえばいいの。
「いい就職口ありませんかね」
って言うの。
そのいい就職口っていうのは、大概、暇で給料がよく、休みが取れてって。
そんな勝手なことを言っていると、クビにされちゃうよ。
だから、もう自分が手いっぱいたけど、もうちょっと働ける、もうちょっとって、どれぐらい忙しくできるかなの。
で、その忙しさが見えるようじゃないとダメなんだよ。
忙しさをアピールするんだよ。
暇なようなことを言っちゃいけないの。
暇にしてちゃいけないの。
「もっと仕事ありませんか?」
って聞いてくるぐらいのやつだったら、サラリーマンだろうが、何になろうが成功するの。
なのに、俺の友達で、人に利用されるのが嫌だって言う奴がいるのね。
で、俺はそいつにこういうの。
「大丈夫だ、心配すんな。お前、利用価値全然ないから」
って。
あのね、大人の社会っていうのは、人に利用してもらって初めてお金がもらえるの。
利用されたくないって、いってるやつは、利用価値がないの。
中学校の番長なら、
「弁当買ってこい」
でいいけれど、大人の社会じゃ、
「はい、時給ま〇〇円で働きます」
なんだよ。
この世にただ働きっていうのはないの。
特に社会に出たら、そんなことはないんだよ。
だから、利用価値をどのくらい高められるかなんだよ。
魅力をつければ、利用価値が上がってくるの。
で、上がってきた時は、喜ばなきゃダメなんだよ。
カッコばかりつけるな、でなく、かっこぐらいつける
この地球には、色々な魅力の要素があります。
その要素について、人がどう思うかは人それぞれですが、一人さんは、自分を高めようとする時に、
「かっこよく生きる」
って事を、ひとつの基準にしているそうです。
かっこよく生きるって、取り繕って生きるということじゃないよ。
自分がカッコ悪いから部下のせいにしよう、とか、あの人のせいにしようとしている人間って、かっこいいと思うかい?
それより、部下の手柄について、上層部の人に、
「これはあいつの手柄です」
っていう。
逆に、下の人が失敗した時には、
「これは私の責任です」
って、いっている人の方が、下の人から見ても、上の人から見ても、かっこいいんじゃないかって、俺は思うの。
本当のかっこよさって、自分の人生を映画にした時に自分がかっこいいしやくになれるかどうかだと俺は思うの。
かっこよくないとだめだよ。
最終的にかっこいいやつに人はついてくる。
サラリーマンだって、かっこいい生き方ってものがある。
で、商人にもかっこいい生き方があるんだ。
例えば、八百屋さんをやっているとするよね。
店のそばに、スーパーができることになった。
その時、スーパーができたら家の儲けが減るから困った、なんて思っちゃだめだよ。
「スーパーができようが、何が来ようが、自分をお客さんを起こさせてみせる」
って言ってごらん。
俺は、そういう商人がかっこいいと思う。
で、かっこいい商人が成功するんだよ。
例えば、華僑の人たちがそうだろ。
中華料理店でも何でも隣に作る。
それでお互いが助け合って競争する。
競争するけど助け合う。
そして、そこに人が集まっちゃって、中華街みたいのができる。
で、そこが観光地になっちゃって、全国各地から飛行機に乗り、バスに乗りして人がやってくる。
なのに、日本ではそういう発想する人はあまり多くないみたいだね。
同じ地域に競合店を作るのを嫌う風潮がある。
生意気言ってごめんなさいだけど、そういう商人って、俺の目にはカッコ悪く映ってしょうがないんだよ。
Aという店である商品が200個しか売れなくても、周りにその商品を200個売った店が5件あれば、そこの町とか村ではその商品の知名度が上がってくるんだよ、お客さんが来ちゃうんだよ。
それを、自分のところで一軒で、」っていう気持ちがあるから、ユダヤの商人にも華僑にもなれない。
この格好悪さが貧しくする。
自分の灯を消しちゃうんだよ。
それよりも、お互いが共鳴し合えばいいんだよ。
共鳴し合い、競争しあい、助け合う。
横浜の中華街でもいろんなことをやってるよ。
ちっちゃいところも負けてないよ。
うちはおかゆだけだったら日本一だ、とかって言っている。
それで必ずそばに競争相手を作る。
だから、まるかんのスタンダードは、
「格好ぐらいつけろよ」
かっこよく生きようよ。
一生一回じゃないか。
なんでも独占させてくれって、商人には独占なんかないの。
保護もされていないんです。
守られているのは、官僚と銀行ぐらいです。
で、銀行も半分官僚みたいになっちゃったから、元気がなくなっている。
政治や国が守ってくれないからって、文句を言っているけれど、今まで国が商人のために何かやってくれたことはないの。
二言目には政治が悪い、とか言って言うけれど、政治何て言うのは歴史が始まってから一回もよかったことはないの。
強いて言えば、今が一番いいんだよ。
昔は国もなくて、みんな勝手に村で田んぼを耕して食っていた。
国は道路を作ってくれたかって言うけれど、みんな俺たちの税金じゃないの。
そんなことをする前から道はあるんだよね。
国家は国民の生命と財産を預かっている、何て言うけれど、俺たちは預けた覚えはないよ。
国とか、政治が何かをしてくれるんじゃないんだよ。
国家は俺たち国民に頼ってるの。
その国家に何かを期待するのは格好悪いでしょ。
商人に常禄なし。
稼ぐは一生のつとめなり。
これが商人の考え方なんだよ。
それで、政治家にも官僚にも頼らない。
これがかっこいい生き方なんだ。
揚子江の水を全部飲もうとするやつはバカ
名誉とかチーが魅力と思っている人にぜひ読んでいただきたい話です。
馬鹿な奴って、本当に馬鹿なことをするんだよ。
なぜかって、バカだから。
例えば、中国の始皇帝という王様が美女3000人囲ったという話を聞いた時、俺から見るとすごいバカなんだよ。
なんでかと言うと、毎日一人ずつとやって言ったって、3000人とやるには10年ぐらいかかっちゃうんだよ。
ということは、二十歳で集めた女は30になる。
それが初回。
それを一人の女に、昨日も、今日もって、やっていたら、3000人目は何歳になるんだい?
途中でなじみの女ができたりしたら、えらいことになってしまうよ。
だったら、本当に自分が気に入ったのを10人ぐらい選んで、
「あんたもいい女だけど、とりあえず自分の好みはこの子とこの子だから、後は帰りなね」
って、言ってやればいいんだよ。
それか、とりあえず今年は10人で、来年になったらまた住人追加して集めるとかすればいいんだよ。
それをいっぺんに行っちゃうから、周りから非難される。
あと、満漢全席とかあって、、一週間ぐらいすごい料理を出すって言うんだけれど、それを喜んで行っているのも馬鹿。
自分が食べきれないほどの料理を出すぐらいなら、飢えている人に分けてあげればいい王様なんだよ。
それをやらないで、人から恨まれるって言うのはバカなんだよ。
カワウソは揚子江に棲んでいるんだけれど、揚子江の水を全部飲もうとしないんだよ。
だって、いつも水があるんだもん。
必要な部分だけ飲んでいればいいんだよ。
それが利口な生き方なんだよ。
利口な生き方と、すごい生き方というのは違うんだよ。
すごい必要はないの。
何ですごいと思われないといけないの?
それが荷物になるんだよ。
そんなもの、荷物にして、ずるずる持って歩いて、使いもしないものを持って歩いて、人から恨まれるやつは馬鹿なんだよ。
名誉って何ですか?
何かに使えるんですか?
基本的に威張りたいがあるんだよ。
だから、威張りたいやつは馬鹿なんだよ。
威張っていると嫌われるって事ぐらいのことが分からないんだよ。
だから、馬鹿なの。
それを、
「すごいですね」
って、言っている人も馬鹿なの。
すごいって思うってことは、自分がそうなった時に同じことをやるよ。
王様になった時、美女3000人集めて、
「俺って、すごいだろ」
ってやるよ。
だから、馬鹿だって言うの。
計算してみなよ。
二十歳で連れてきた女が、初回に30、40じゃまずいだろ。
日本人っていうのは、大学に行っていれば頭がいいと思っている。
だけど、バカなことをする奴が馬鹿なんだよ。
でも、大学に行ってなくても、馬鹿なことをしない奴っているの。
そういう人が馬鹿じゃないんだよ。
学校で成績が悪くったって、馬鹿なことをしなけりゃ、馬鹿じゃないんだよ。
馬鹿な奴は、東大出てても馬鹿なの。
何回も東大出てもバカ。
賢いとか、賢くないとか、魅力的とか、魅力がないっていうのは、その人間が何をやったかなんだよ。
だけどね、こんな風に、あんまりうるさく言うのも馬鹿なの。
適当にやっていればいいの。
あんまりうるさいと、自分も、聞いている人も苦しくなっちゃうんだよね。
あんまりうるさくなく、苦しくもなく、大仰でもなく。
だから、お利口さんっていうのは、中間をスイスイ言ってるって事じゃないかと思うのね。
仕事でも何でもそうだけど、考え方もよ。
賢くなるの。
幸せに生きるって、そういうことだよね。
追伸 プロとは、早く動いて気持ちが冷静な人
経済の時代って何ですかって言うと、全員が経済を学ぶ時代だということ。
経済とは生産が伴っていること。
要するに、早く動いて気持ちが落ち着いている人なんだ。
で、そういう人の事を世間ではプロと呼ぶ。
プロの板前さんは、オーダーがいっぱい来て忙しくなっても、さっと動く。
包丁を持って指を切ったりしないかなと思うけれどね。
そんなことはないし、砂糖と塩を間違えたりなんてことはない。
プロのサッカー選手だって、気持ちは冷静なんだけれど、体は速く動くんだ。
緊迫した状況の中で冷静に体を動かし、的確にシュートを決める。
魅力ある商人、魅力あるサラリーマンとは、沸騰点に達した人のこと。
だから、自分の温度が100°になるようにしないといけない。
自分の温度を沸騰点に到達させていく。
鍋が10倍大きいければ、沸騰させるのが10倍大変なんだよ。
ということは、鍋をちっちゃくする。
鍋がちっちゃければ、すぐ沸騰するからね。
店を広げるなっていうのは、そういうことなんだよ。
かっこよく生きるって、取り繕って生きることじゃないよ。
例えば、部下の手柄について、上層部の人に、
「これはあいつの手柄です」
っていう。
逆に、下の人が失敗した時には、
「これは私の責任です」
って言ってる人の方が、下の人から見てもかっこいい。
本当のかっこよさって、自分の人生を映画にした時に、自分がかっこいい主役になれるかどうかだと思う。
かっこよくないとだめだよ。
最終的にかっこいいやつには人はついてくる。
男って、完全に誰かからやっつけられないと、参ったしない。
だけど、私は人をやっつけるのが嫌いです。
人をやっつけたって、何もいいことはない。
誰かから恨まれるぐらいでしょ。
だから、私は自分自身をやっつけている。
そして、上へ、上へって上がっていけば、それでいいと思っている。
魅力は、後からプラスされるものだから。
だから、諦めることなくプラスして行けばいい。
限界はないの。
そうやっていれば、商売でも何でもうまくいく。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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