偏見のメガネを外せば心が軽くなる。
自分は、ただ存在するだけで価値があるし、世の中ってこんなに行きやすかったんだと驚くよ。
中の字を頭に置きながら世の中を見てごらん
自己肯定感の低い人は、世の中を見る時に偏見を持っていることがあるんです。
仕事や学歴、資産の多寡、容姿・・・・・・そういう、自分の本質とは関係ないものに「こうあるべき」の観念があって、そこに手が届かない自分には価値がないと思っちゃうんだよね。
漢字の「上」「中」「下」ってあるじゃない。
「上」の字は、人の下に棒があって下が見えないの。
そして「下」という字は、人の上に棒があって上が見えません。
それに対して、「中」の字は上から下まで棒がつら抜いている。
これは中庸という意味で、この視点があると、偏見もなく上も下もよく見えるわけです。
自分は能力(学歴、お金、見た目の良さ)がなくて恥ずかしい。
そんな風に自分を卑下して自信をなくしているんだとしたら、それはあなた自身の偏見で自分を下に置き、上を見えなくてしているのかもしれないよ。
試しに「中」の字を頭に置きながら周りを見てごらん。
自分への評価も、人を見る目も、随分変わってくるんじゃないかな。

偏見のメガネを外せば、心は軽くなる
人は知らないうちに、いろんな「メガネ」をかけて世の中を見ています。
学歴が高い人は偉い。
お金をたくさん持っている人は成功者。
見た目がいい人は価値がある。
立派な仕事をしている人はすごい。
反対に、そうじゃない自分は大したことがない。
そんなふうに思っているとしたら、それは世の中があなたを低く評価しているんじゃない。
もしかすると、自分自身が「偏見のメガネ」をかけて、自分を見ているだけかもしれません。
人間の価値なんて、本当は学歴でも、お金でも、肩書でも、容姿でも決まらないんです。
何かができるから価値があるんじゃない。
誰かに認められたから価値が生まれるんでもない。
あなたは、ただここに存在している。
それだけですでに価値があるんだよ。
ところが、「こうあるべき」という物差しをいっぱい持っていると、自分を採点し始めます。
「あの人より収入が少ない」
「あの人より学歴がない」
「あの人ほど若くない」
「あの人ほどきれいじゃない」
そんな比較ばかりしていたら、人生は毎日が通知表になっちゃう。
しかも採点する先生は自分です。
これじゃあ、疲れるよね。
そこで一度、漢字の「中」という字を頭に置いて、世の中を見てみるといいんです。
「上」という字を見ると、どこか上と下を分けるような線がある。
「下」という字にも線があります。
ところが「中」は、一本の線が上から下までスッと貫いている。
上だけを見るんじゃない。
下だけを見るんでもない。
全体を見る。
これが中庸のものの見方なんだと思います。
人を「上か下か」で見るから苦しくなる。
勝ち組か負け組か。
成功者か失敗者か。
優秀か無能か。
美しいか醜いか。
そんなふうに世界を二つに分けると、今度は必ず自分自身も、その物差しで裁くことになります。
だけど「中」の目で見れば、ずいぶん景色が変わる。
お金がある人には、お金がある人の人生がある。
ない人には、ない人なりの人生がある。
学歴のある人もいれば、学校では学べなかったことを人生の中で山ほど学んだ人もいる。
若さには若さの魅力があり、年齢を重ねた人には、その人にしか出せない味がある。
誰が上でもない。
誰が下でもない。
みんな違うだけなんです。
このことがわかると、人を見る目が柔らかくなります。
そして不思議なことに、人への偏見が消えるほど、自分への偏見も消えていくんだよね。
「あれができない自分はダメだ」
「こんな自分じゃ恥ずかしい」
そんな思いが少しずつ薄れて、
「まあ、これが今の俺なんだからいいじゃないか」
と思えるようになる。
すると心が軽くなるんです。
人生というのは、本当はそんなに窮屈なものじゃありません。
自分で勝手に作った「こうでなければならない」という柵の中に入って、
「狭いな、苦しいな」
と言っていることがある。
だったら、その柵を取っ払えばいい。
偏見のメガネを外せばいい。
外してみると驚くよ。
「あれ? 世の中って、こんなに生きやすかったんだ」
って。
誰かより上になる必要なんてない。
誰かを下に見る必要もない。
自分を下に置く必要なんて、もっとありません。
真ん中から、ゆったり世界を眺めてみる。
上も見える。
下も見える。
そして何より、自分自身がよく見える。
そうすると、
「俺は俺でいいんだな」
「私は私のままで、ちゃんと価値があるんだな」
と思えるようになります。
自己肯定感というのは、自分を無理やり褒めちぎることじゃない。
人と比べることをやめて、自分をそのまま認めることなんです。
偏見のメガネを一つ外すたびに、心は軽くなる。
また一つ外せば、もっと自由になる。
最後にはきっと、
「なんだ、こんなに楽に生きてよかったんだ」
って笑えるよ。
あなたの価値は、何かを持っているから生まれるんじゃない。
あなたがあなたとして生きている。
それだけで、もう十分なんです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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