一人一人が幸せになれば、世界から争いごとがなくなる。
愛の世界が広がる。
これこそ、人間に与えられた使命なんじゃないかな。
自己肯定感は、どんな技術や知識も叶わない最高の宝物
幸せになるのは、人間としての権利じゃない。
義務なんだよ。
もし、一人さんがたった一言しかメッセージを残せないんだとしたら、このことを伝えたい。
それぐらい、私はみんなに、本気で幸せになってもらいたいんです。
あなたが幸せになれば、その明るい波動が周りに広がって、あなたにかかわる人がみんな幸せになる。
一人一人が自分を幸せにすれば、エネルギーの奪い合いはなくなり、与え合いができるよね。
世界平和って、難しい技術や知識があればいいわけじゃない。
人の愛が生み出すものです。
それを思うと、自己肯定感はどんな技術や知識も足元に及ばない。
最高の宝物だと一人さんは思うんだ。
自分を好きでいられるって、こんな素晴らしい才能はない。
世の中の人に、そのことを思ってを知ってもらいたいなって思います。

自分を好きでいられる方法
自分を好きになるというのは、「私は完璧だ」と思い込むことではありません。
失敗する自分も、弱気になる自分も、うまくできない自分も、「それでも大切な自分だよ」と受け入れてあげることです。
人は、できなかったことには厳しいのに、できたことはすぐに忘れてしまいます。
朝きちんと起きたこと。
今日一日を無事に過ごしたこと。
誰かにやさしい言葉をかけたこと。
つらい気持ちを抱えながらも、投げ出さずに生きてきたこと。
本当は、それだけでも十分立派なんです。
自分を好きでいたいなら、まず自分にかける言葉を変えてみるといいでしょう。
「どうして私はダメなんだろう」ではなく、
「今日はうまくいかなかったけれど、よくやったね」
「今は疲れているだけだよ」
「大丈夫。少し休んでから、また考えよう」
そんなふうに、自分を責める人ではなく、自分の味方になってあげるのです。
それから、自分が喜ぶことを後回しにしないことも大切です。
好きなものを食べる。
心地よい服を着る。
行きたい場所へ出かける。
疲れた日は、何もしないで休む。
小さなことでかまいません。
自分の気持ちを無視せず、「私はどうしたい?」と聞いて、その願いを一つずつ叶えてあげる。
その積み重ねが、自分を信頼する気持ちになります。
誰かと比べる必要もありません。
人にはそれぞれ、生きてきた道も、得意なことも、幸せを感じる場所も違います。
ほかの人の速さで歩こうとすると、自分の人生が苦しくなります。
昨日の自分より、ほんの少し心が軽くなった。
昨日より一回多く笑えた。
昨日より自分にやさしくできた。
それで十分なのです。
自分を好きになることは、一度決めたら終わるものではありません。
毎日、自分を許すこと。
毎日、自分を労わること。
毎日、自分の気持ちを大切にすること。
そうやって少しずつ、自分との仲を深めていくものです。
あなたがあなた自身の味方になれば、心の中の争いが少なくなります。
心に余裕が生まれると、人にもやさしくできます。
自分を大切にすることは、自分だけのためではありません。
あなたの笑顔や安心は、言葉にしなくても周りへ伝わっていきます。
だから今日から、自分にこう言ってあげてください。
「ここまで、よく生きてきたね」
「完璧じゃなくても、私は私でいい」
「これからは、私が私を幸せにするよ」
自分を好きでいられることは、生まれつきの才能ではありません。
自分を何度でも許し、いたわり、大切にすることで育っていく、心の習慣なのです。
幸せになることは、人間としての義務
「幸せになることは、人間としての権利ではなく義務だ」と聞くと、少し強い言葉に感じるかもしれません。
つらい時まで笑わなければいけないのか。
不幸を感じることさえ許されないのか。
もちろん、そういう意味ではありません。
悲しい時は悲しんでいい。
疲れた時は休んでいい。
苦しい時には、「苦しい」と言っていいのです。
ここでいう「幸せになる義務」とは、自分の気持ちを無視して、無理に明るく振る舞うことではありません。
自分の命を粗末にせず、自分を少しでも幸せな方向へ連れていく責任がある、ということです。
人は、自分一人だけで生きているように見えて、実際には周りの人にさまざまな影響を与えています。
不満や怒りで心がいっぱいになると、人は知らないうちに誰かを責めたり、傷つけたり、相手から元気を奪ったりしてしまうことがあります。
反対に、自分の心が満たされている人は、他人から何かを奪おうとしません。
人の成功を妬まず、人の幸せを素直に喜ぶことができます。
自分を幸せにするということは、わがままに生きることではありません。
自分の機嫌を誰かに取らせず、自分の心を自分で整えることです。
疲れているなら休む。
嫌なことには距離を置く。
好きなことを楽しむ。
自分にやさしい言葉をかける。
そうやって自分を満たしていくと、心に余裕が生まれます。
その余裕が、やさしい言葉になり、笑顔になり、思いやりになって、周りへ広がっていくのです。
だから、自分が幸せになることは、自分だけの問題ではありません。
あなたが幸せでいることで、家族が安心することがあります。
あなたの笑顔に救われる人がいます。
あなたのやさしさによって、もう一度前を向ける人もいるかもしれません。
一人の幸せは、その人の中だけで終わらず、波紋のように周りへ広がっていきます。
そして、一人一人が自分を幸せにすることができれば、人から愛や評価や居場所を無理に奪う必要がなくなります。
自分の心が満たされていれば、争うよりも、分け合うことができます。
相手を支配するよりも、相手の自由を尊重できます。
幸せになる義務とは、いつも楽しくいなければならないという義務ではありません。
自分を見捨てない義務です。
自分の痛みに気づき、自分の望みを聞き、自分の人生を少しずつ明るい方へ動かしていく義務です。
「誰かが私を幸せにしてくれるまで待つ」のではなく、
「私が私を幸せにする」
と決めることなのです。
自分を幸せにすることは、決して自分勝手なことではありません。
自分を満たすことで、人にも愛を渡せるようになります。
だから人間には、幸せになる権利があるだけではなく、自分の命を大切にし、幸せを育てていく義務があるのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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