
人が社会を恐れるのは、親や目上の人から「世の中は厳しい」と刷り込まれてきたからです。
でも、世間って本当は優しいものですよ。
世間はものすごく甘い。
それを親が背中で見せな
生きることを楽なものにするか、大変なものにするかは、どちらも自分が決めることです。
そして、楽に生きるのは難しいことではありません。
大変な人生になっている人は、ただ、宇宙の仕組みを知らないとか、知っていても、それを自分が有利になるような使い方をしてないだけなの。
宇宙の仕組みは自分に都合よく使っている一人さんに言わせると、世間はものすごく甘い。
本当なんです。
愛を出せば、愛が返ってくる。
ゆるぎない自己肯定があれば、否定の入り込む余地はありません。
ここを、がっちり押さえておけばいいのです。
生きていれば、偶発的な事故に巻き込まれることはありますが、絶対肯定の愛が自分の真ん中にしっかり立っていたら、そういったこともすぐに解決します。
問題が長期化することはないでしょう。
それを、親が背中で子供に見せてやることですよ。
そうすれば、子供は世間を恐れたり、挑戦をためらったりすることはありません。
甘い世の中を、ひょいひょいと楽しく生きていけるものです。

「世の中は厳しい」と子供に教える親は、自分の怖さを渡している
親が子供に、
「世の中はそんなに甘くないよ」
「社会に出たら、もっと厳しいんだから」
「今のうちから苦労しておかないとダメだ」
こんなことを言うことがあります。
もちろん、親としては子供を困らせたいわけじゃありません。
むしろ逆なんです。
子供が将来困らないように、強くしてあげたい。
傷つかないように、先に現実を教えておきたい。
そういう親心なんだと思います。
ただね。
ここで一つ考えてみたいことがあります。
その親が言っている、
「世の中は厳しい」
という言葉。
本当に世の中そのものが厳しいのでしょうか。
もしかすると、
「私は世の中を厳しいものとして生きてきた」
という、自分自身の経験を子供に渡しているだけかもしれません。
親は、自分が信じている世界を子供に教える
人は、自分が経験してきたことを「世の中の常識」だと思いやすいものです。
苦労して生きてきた人ほど、
「人生とは苦労するものだ」
と思います。
人に裏切られてきた人は、
「簡単に人を信用するな」
と言います。
お金で苦労した人は、
「お金を稼ぐのは大変なんだ」
と言うでしょう。
それは、その人にとっては本当のことなんです。
だけど、その人の人生で起きたことと、子供の人生で起きることは同じではありません。
親子でも、人生は別々です。
親が歩いた道を、子供まで歩く必要はないんです。
「心配」は愛に見えるけれど、恐れから出ていることがある
親が子供に厳しい現実を教えたがるとき、その奥には「心配」があります。
失敗したらどうしよう。
騙されたらどうしよう。
仕事が続かなかったらどうしよう。
食べていけなかったらどうしよう。
親は子供の未来を想像して、不安になるんですね。
だから先回りして、
「もっとしっかりしなさい」
「そんな考えじゃ世の中で通用しないよ」
と教える。
ところが、不思議なことに、
「あなたのためを思って言っている」
という言葉ほど、子供を苦しくすることがあります。
なぜなら、そこには、
「今のお前では世の中を生きていけない」
というメッセージが隠れているからです。
子供に必要なのは「世の中は怖い」という教育ではない
子供がこれから社会へ出ていくときに、
「世の中は厳しいぞ」
と何度も言われたら、どうなるでしょう。
まだ何も起きていないのに、社会が敵に見えてきます。
人を警戒するようになります。
失敗を怖がるようになります。
挑戦する前から、
「こんなことをしたら失敗するかもしれない」
と考えるようになります。
それよりも、
「世の中にはいろんな人がいるけど、ちゃんと助けてくれる人もいるよ」
「失敗したってやり直せるよ」
「困ったときは誰かに相談すればいいんだよ」
「あなたなら大丈夫だよ」
そう伝えてもらった方が、子供はずっと強くなれるんじゃないでしょうか。
本当の強さって、
怖い世界に耐える力だけではありません。
何かあっても、
「まあ、なんとかなる」
と思える力でもあるんです。
苦労を教えるために、わざわざ苦労させなくてもいい
昔は、
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」
なんて言いました。
でも、苦労なんて、生きていれば必要な分だけ勝手にやってきます。
わざわざ親が作ってあげる必要はありません。
転んだときに、自分で立ち上がればいい。
困ったときに、自分で考えればいい。
その経験そのものが勉強になります。
親が先回りして、
「人生はこういうものだ」
「社会はこういうところだ」
と答えを決めてしまう必要はないんです。
親が楽しそうに生きることが、一番の教育になる
子供に、
「世の中は素晴らしいところだよ」
と口で教えるよりも、
親自身が楽しそうに生きている方が、よほど伝わります。
好きなことをする。
よく笑う。
失敗しても、
「まあいいか」
と言ってまた始める。
困ったときには人に頼る。
人から親切にされたら、
「ありがたいね」
と喜ぶ。
そんな親を見て育った子供は、
「大人になるのも悪くなさそうだな」
と思うんです。
反対に、親が毎日、
「仕事は大変だ」
「世の中は嫌な人ばかりだ」
「人生なんて苦労ばっかりだ」
と言いながら、
子供には、
「立派な大人になりなさい」
と言っても、
子供からすれば、
「そんなに大変なら、大人になりたくない」
となってしまいます。
親の人生と、子供の人生は違う
親が苦労したからといって、子供まで苦労する必要はありません。
親ができなかったことを、子供が簡単にやってもいいんです。
むしろ、それでいい。
次の世代が前の世代より楽に生きられるようになっていく。
それが進歩というものです。
だから、
「俺たちの頃はもっと大変だった」
と言う必要なんてありません。
「私たちは大変だったけど、あなたたちはもっと楽しく生きられるといいね」
それでいいんです。
子供に渡したいのは、
「世の中は厳しいぞ」
という恐れではなく、
「世の中にはいろんなことがあるけど、それでも人生は結構おもしろいよ」
という安心感なんじゃないでしょうか。
親が子供にできる最大のことは、人生の怖さを教えることではありません。
自分自身が幸せそうに生きて、
「大丈夫。あなたの人生はあなたがちゃんと作っていけるよ」
と信じてあげること。
子供は、親の心配より、
親の信頼によって強くなっていくものだと思います。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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