地球だってね、昼からいきなり夜になることはないよね。
必ず夕方という中間がある。
夕っていうのは、昼と夜を結ぶ結と同じなの。
魂にも結の時期があるんだよね。
誰にでも「夕=結び」の時期がある
ある女性が、こんな悩みを抱えていらっしゃいました。
「私は専業主婦なのですが、仕事をしている女性を見ると、生き生きと働いていて眩しいです。
子供も大きくなったし、そろそろ私も働きたいと思うのですが、長年のブランクを考えると躊躇してしまいます。
勇気を出して一歩踏み出すには、どうしたらいいでしょうか」
そこで一人さんに聞くと、こんな答えが返ってきました。
「あのね、それもやっぱり悩む時期なんだよね。
働きたいんだけど、勇気が出ないっていう時期なの。
魂って、いきなり成長することはできないんだよ。
地球だってね、昼からいきなり夜になることはないよね。
必ず夕方という中間がある。
夕っていうのは、昼と夜を結ぶ結と同じなの。
魂にも結の時期があるんだよね。
この女性の場合なら、働きたいけど働けないっていう結の時期があって、そこで学ぶことがあるの。
それで、やっぱり働くかがなくていいっていう結論に至る人と、働きたいっていう結論になる人がいる。
どちらがいいとか悪いとかじゃなくて、自分に合った答えだったらそれでいいんだよね。
でね、迷っていたいのは、迷うことを楽しんでるって事なの。
迷うってことは、どうしても働かなきゃいけない環境じゃないよね。
ということは、迷えるだけのゆとりがあって幸せだということ。
お金がなかったら、働かざるを得ないよね。
迷ってる暇なんてない。
それを考えたら、迷えるというのは、それだけで幸せなことなんだよ。
一番いけないのは、迷っている自分を不幸だと思っちゃうこと。
それに気づけば、魂が一段成長するの。
そうすると、魂が成長したことで、違う展開が見えてくる。
世の中が見えてきて、いいことが起きるんだよ」
光になって出世する方法は二通りある
あなたが今、「働きたいけど、働けない。でも・・・・・・」というようなことを繰り返し口にしていたとします。
すると、それは愚痴ですから、ますます愚痴を言いたくなるようなことが引き寄せられてしまいます。
愚痴って、自分の悪口を言っているのと同じ。
だから、自分を大切にするためにも、愚痴はやめなきゃいけないんです。
一人さんはよく、「愚痴を言ってるから、そういう人生になるんだよ。不幸な人生だから愚痴を言ってるんじゃなくて、愚痴を言ってるから不幸が呼び込まれるの」とおっしゃいますが、その通りなんです。
人間は、思いが現実になります。
自分の思った通りのことが、現実として呼び寄せられるものなのです。
例えばお医者さんでも、ベテランなのに遠慮がちな先生もいれば、まだ新米なのに名医のように振る舞う先生もいます。
そうすると、後者の先生は生意気だって言われたりするかもしれないのですが、結果的にそういう先生が名医になるんだと一人さんは言います。
「必ず、思いが実現するんだよ。
だからね、出世する人とか成功する人は、思ってることが最初から違うの。
どういうことですかって、世間はすぐ謙虚にしなさいよとか言うんだけど、そういう判で押したようないい人っていうのはね、いい人にはなるの。
人当たりが良くて、敵もできないんだよね。
だけど、出世は難しいかもしれない。
やっぱり、ある意味では野心も必要なんだよね。
ただね、出世するぞっていう野心も光なんだけど、俺みたく野心なんて全然持ってなくても光になる方法もあるの。
野心家っていうのは、自分で山を登っていくんだよね。
反対に俺みたいなタイプは、世間が押し上げてくれちゃうの。
俺みたいな方法で出世すると、敵がいなくなるんだよ。
周りが味方ばっかりになって、その味方が俺をぐんぐん押し上げてくれる。
だから何もしないで出世しちゃうの。
作家になってものすごい名作を書く人もいれば、俺の場合は一人さんファンが本を買ってベストセラーにしてくれる。
ちっとも苦しまないで、本が何冊も世の中に出るんだよね。
そういう二つが生き方があるんだけど、俺は一人さんみたいな生き方を、神的だと思ってる人なの。
敵を作って、それをやっつけながら上に上がって行く生き方は、人間的な生き方。
そうじゃなくて、味方が押し上げてくれるのは神的な生き方なんだよ。
もし、戦国時代に俺みたいなのが生まれてたら、敵の兵もみんな一人さんの味方になっちゃうよね。
で、天下が治っちゃうの。
そのうちに、あんまり俺の味方の人数が多くなってくると、こういう考えもあるんだなって、一人さんの考え方が広まって行くんだよね。
あのね、俺のお弟子さんは、俺の名前で本を出すんだよ。
それも紙計らいなの。
みんなが俺の名前で本を出してくれるから、常に俺の本が出てることになるよね。
で、俺はみんなを押し上げてあげるつもりなんだけど、みんなが俺を押し上げてくれるの。
そういう上がり方もあるんだけど、今までそういう人っていなかったんだよ。
だけど、やればこんなに楽に成功できる方法はないよって。
で、一人さんみたいなひかるになるにはどうしたらいいんですかって、まず自分が光り輝くの。
いつも自分らしくいること。
いつも自分らしくっていうのはね、たぬきそばを食べたいなと思ったら食べればいいし、もりそばが食べたい時はもりそばを食べるの。
わかるかな?
自分が幸せじゃないと、自分は輝かないんだよ。
自分が幸せって、自分が本当にやりたいことをすることなんだよ」
人を変えるには、自分が変わること
やる気のない同僚や部下がいると、周りも迷惑ですよね。
何とかして奮起させたいと思うのが人情かもしれません。
と言っても、人を変えるってとてつもなく難しいこと。
残念ながら、簡単に部下や同僚を奮起させる方法はないんですね。
だけど、たったひとつだけ、部下や同僚のやる気を刺激する方法があると一人さんは言います。
「あなた自身が奮起することだよ。
そうすると、それを見た部下や同僚は、あなたに憧れるんだよね。
こんな風に仕事ができるようになりたいと思うから、勝手に奮起してくれるようになるの。
人って、かっこいいものとか素敵なものが大好きなんだよね。
だから、あなた自身がかっこよく生きてると、黙ってても周りの人は真似をしてくれる。
もし部下や同僚が真似をしてくれないのであれば、それはあなたの魅力がちょっと足りないということ。
だから、もっともっとかっこ良くなるよう顔晴ればいいんだよ。
あなたが上司や会社の愚痴を言いながらかっこよく思われようとして、それは無理だよ。
人の悪口を言ったり、愚痴を言ったりしてる人のことを素敵だと思う人はいないから、そういう人には誰もついてきてくれない。
それから、自分が仕事をサボってばかりでだらしないのに、それで部下や同僚を奮起させようっていうのも無理だよね。
仕事をサボってばかりの人って、全然かっこよくないもの。
ファッションでもなんでも、格好悪い物を真似する人っていないよ。
素敵なタレントさんが着てる服だから欲しいし、かっこいい俳優さんがやってる週間だから真似したい。
それと同じなの。
人を奮起させたかったら、まず自分が魅力的な人になること。
そうすれば、部下や同僚は自ずと一生懸命仕事してくれるようになるはずだよ。
人を動かすって最終的には自分を動かすことなの。
それが一番早いんだよ。
自分を動かすことが最高に正しくて、唯一の答えなんだよね。
じゃあ、カーネギーの本はなぜ『人を動かす』なのか。
それは、自分を動かすというタイトルだったら、誰も読まないからだよ。
だけどね、カーネギーの本を読んでみると、人を動かそうとするのは無駄だっていうことがよくわかるよ。
人を動かしてやろうと思って本を読んだのに、読み終わったら、自分を動かそうという気持ちになる。
すごい本なの」
斎藤一人さんの話を纏めました。
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