頭ごなしに怒るから、子供も頭に来ちゃうんです。
きちんと説明すれば、子供も理解してくれるんです。
どんなに小さくても子供扱いしない
私の講演会では、ママに連れられた小さな子供達も参加してくれます。
講演が終わり、一息つくと、なぜか私の周りは子供たちでいっぱいになるんです。
そして、ちょっと話しかけると、楽しいことや嬉しいこと、そして嫌な出来事や親の文句まで、堰を切ったように話してくれるんです。
私は結婚していないですし、子供もいないので、子供の扱いに慣れているというわけではありません。
なのに、幼児から思春期の子まで、私のそばに集まってきちゃうんです。
不思議に思っていましたが、スタッフから「はなゑさんは、子供を子供扱いしないから、人気があるんですよ」って言われて、納得しました。
確かに、私は子供を何もわからない子供として見ていません。
小さくても立派な魂だと思っているので、常に大人のように、色々分かっていると思って、接しています。
だから、子供達は心をオープンにしてくれているのかもしれません。
赤ちゃんでも、話しかけることで思いは伝わります。
黙っておむつを替えるより、「おむつが濡れて気持ち悪かったね」「早くすっきりしようね」と話しかけると、赤ちゃんにもお母さんの愛がきちんと伝わるのだそうですよ。
これは、胎内記憶を持つミントちゃんが教えてくれました。
幼児期でも同様です。
きちんと、向き合えば子供もいつもとは違う対応してくれます。
おもちゃが欲しいとギャーギャー騒いでいる子供に、「家にいっぱいおもちゃあるでしょ」とか「おもちゃを買うなんて約束してないよね」と、半分怒り気味に話すお母さんがいますよね。
こういう時、お母さんが興奮しては本末転倒。
ゆっくり、冷静に話してみてください。
「このおもちゃが欲しかったんだね。でも、今日は買う日ではないから今度ね」「今度はお金がないから、次に来た時に買おうね」と、買えない理由を分かりやすく教えてあげてください。
頭ごなしに怒るから、子供も頭に来ちゃうんです。
きちんと説明すれば、子供も理解してくれるんです。
手こずる子供がいたら、適当に誤魔化そうとせず、子どもと向き合ってみること。
子供扱いせずに、理解しやすい言葉で大人と同じように接することが大事なんです。
子供はお母さんが大好きなんです。
愛で接すれば、必ずわかってくれるはず。
今の子供は親世代の子供とは違います。
後から生まれてくる子は、生まれる前の世界で学んできているので、魂的には上なのです。
自分をきちんと大事にできるし、自分の思いを表現できます。
親に言ってコントロールされることはよくない、人は「ありのままの自分」でいることが幸せだ、ということも分かって、生まれてきています。
親だけでなく、周りの大人すべてが、それがわかると、幸せな子供たちが増えるはず。
そして、その子供たちが大人になってくると、世間の常識が、「正しいより楽しい」「そのままでいい」に変わっていくと思います。
好きなことをやらせて、嫌だと言ったらすぐやめさせる
子供って、好きなことなら何時間でも集中してやるんです。
積み木でも、パズルでも、ゲームでも。
好きなことがあるなら、止めないで、好きなだけやらせてほしいって思います。
「いつまでやっているの」とか「好きなことばっかりやっていないで、勉強してよね」なんて言わないでください。
夢中になることがあって、本当に素敵なこと。
それを邪魔して欲しくないんです。
そしてね、ここが大事なんですが、それに飽きたら、次の好きなことをやらせてあげてください。
人間、飽きる生き物なので、それでいいんです。
これはわがままではないんですよ。
小さい時から、「逃げ場があるよ」ってことを教えてあげることは大事なんです。
3歳ぐらいになれば、そういうメッセージも理解できるようになると思います。
子供が「サッカーをやってみたい」と言って実際に習ってみたら、「自分には合わないかもしれない」ってことはよくあるんです。
でも、「やってみたけど、やりたくない」って親に伝えると、親は必ず「せっかくやり始めたんだから」「払った月謝がもったいない」とか言うんです。
でもね、自分はサッカーに向かないということを知れただけで、すごいことなんです。
それが分かっただけで、偉いと思うの。
「今はやりたくないんだね。だったらだったら、止めていいよ」って言ってあげてほしいのです。
勉強だって、習い事だって、子供が嫌がっているのも無理にさせちゃいけないんです。
行きたくないんだったら、すぐにやめさせてあげればいいんです。
そして、時間が経って行きたくなったら、その時は改めて通わせてあげてください。
親はね、なるべく子供の気持ちを尊重して欲しいんです。
子供が、プロになりたいという場合も、「プロの道は厳しいぞ、がんばれるのか?」「プロになるまで、途中でやめるなよ」なんて余計なことは言わないで、「やめたい」って言うまで愛を持って、見守ってあげてほしいと思います。
一人さんと一緒にいる時に、ゴルファーになりたいという中学生の女の子に会ったことがあります。
「どうすればプロゴルファーになれますか?」と、その少女は一人さんに質問しました。
どうすればなれるんだろう?と私も一人さんの答えをワクワクして待っていたんです。
すると、一言
「ゴルフを好きでいること。嫌いになるほどは、練習しないことだね」との答えが返ってきました。
プロの道は、険しくて、挫折することも、やめたいこともあると思います。
でも、嫌いにならなければ、まだ続けることができるんですね。
親がすることは、子供がしたいことを見守るだけでいいんです。
ちなみに、この少女は本当にプロゴルファーになりました。
好きでいるということは、ゴルファーに限らず、野球選手でも、ミュージシャンでも同じこと。
たとえ、プロにはなれなくても、嫌いでなければ、違った形で、好きなことに関わることもできますよね。
トレーナーになるとか、コーチになるとか。
職業でなくても、趣味で楽しく続ける事もできます。
また、人生にとって大切な人物と出会うこともあります。
「やり始めたらやり通さなきゃいけない」なんて嘘です。
「好きなことは夢中でやる、でも嫌になったらやめてもいい。またやりたくなったら、やればいい」が正解です。
自分の気持ちに正直に、「そのまま」でいいのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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