目標を立てたものの、なかなか達成できずに中途半端なまま足踏みしているんです。
このブログでは何度も、目標を達成させるには習慣を自由にコントロールする力を身につけたほうが良いですよという話をしているのですが、
確実に自分の目標を達成させるために、行動計画を立てるのが良いよという話を今回します。
行動計画には、if-then(イフゼン)プランニングという方法があります。
科学的にも目標達成にはif-thenルールが最強だという説が有力です。
貴方がが挫折をしないで、中途半端にに終わらないように、目標を達成するために効果的な「if-thenプランニング」について紹介したいと思います。
目標を達成するための9つの習慣
米コロンビア大学の社会心理学者ハルバーソン氏で、モチベーション理論の第一人者です。そんなモチベーションのプロが目標を出来るかぎり達成に近づけるための習慣を9つに分類しています。
- 1.目標に具体性を与える
- 2.目標達成への行動計画をつくる
- 3.目標までの距離を意識する
- 4.現実的楽観主義者になる
- 5.「成長すること」に集中する
- 6.「やり抜く力」を持つ
- 7.筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
- 8.自分を追い込まない
- 9.「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
9つの習慣のベースになっているのが「if-thenプランニング」というスキルです。それでは、if-thenプランニングのメソッドを見ていきましょう。
if-thenプランニング
簡単にif-thenプランニングを説明すると
もしXが起きたらYをする
ということを事前に決めておくだけといういたってシンプルなメソッドです。
そもそも目標を達成するには実行と習慣づけが必要ですが、この思考法はそれをいっぺんに解決してくれます。具体的には、事前に「いつ」「何を」やるかをはっきり決めておくことで、実行できる確率は2倍から3倍も高くなるといいいます。達成したい行動に向けて、トリガーになる条件をつけるのがポイントです。
例
(if)もし、午後7時になったら
(then)必ず夕食を取る。
(if)もし、月曜日、水曜日、金曜日になったら、
(then)朝6時に起きて仕事の前に散歩をする
(if)もし、不安になれば
(then)必ず、深呼吸をする
心理学の見地によれば、脳は「XならY」という文章を記憶しやすく、無意識のうちにその式に従って行動することが出来るようになります。つまり、自分自身を実行に向かわせやすく、そして行動を習慣化させやすいのです。
メンタルヘルス
「if-thenプランニングでメンタルは改善するのか?」って話です。うつ病や不安症といった症状の改善にも効くのか?って話ですね。
この問題については2016年のメタ分析がありまして、1,636人分のデータをまとめてくれております。その結果は、
if-thenプランニングを使うと激しくメンタルは改善します。効果量は0.99
だったそうです。まさに驚きの効果量になっていますね、これは試してみて下さい。
(if)19時になったら
(then)薬を飲む
(if)不安がわいたら
(then)自動思考を書き出す
このように認知行動療法って感じで使うのが良いですね。
人は意志の力では行動できません
人間は、意志の力で行動することが出来ません。
頭で行動しなきゃと思っていても、目の前の欲求に逆らうことが出来ず、やるべき行動をとることが出来ないんですね。
例えば、書類を作成しないといけないとは思ってはいても、特に書類の作成時間を決めていないと、
ついついインターネットの動画を見てしまったり、
YouTubeに釘付けになったりして、
いつまでたってもやるべき行動をすることができず、1日が終わってしまいます。
人を行動に移すにはif-thenプランニングが数値的には最も良いですね。
あらかじめ行動計画を立てておくことで、やることが明確になり、意志の力を頼らず行動することができます。
なんか思った通りに行動できず、自己嫌悪におちいりがちな人はぜひお試しください。
まとめ
目標達成にはif-thenプランニングがかなり効果があるというお話をしました。
嘘みたいな話ですが、あらかじめスケジュールを書いておくだけで、生産性や行動量も猛烈に上がります。
if-thenプランニングに習慣化のテクニックを混ぜあわせることで、確実に人生が好転していくように思います。
気楽に習慣化して下さい!!
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。