ごちそうさま
目次
道
例えば
剣道、茶道、花道とかは
道がついていますね。
技術だけではなく
「道ってなんですか」と
問えば
仏の道というのがあるんですね。
自分がドンドン
仏様に近づいていくのは
死ぬということではないですよ。
魂的な話で
魂がドンドン
成長していく過程を
道というんですね。
剣道はただほったらかしていると
やっつけるとか人を斬る技なんですけど
江戸時代になると滅多に人を斬りません。
礼に始まり礼に終わる
始まる前に挨拶をして
終わった後に礼をします。
この人がいるから自分は
強くなれるんだ、
この人がいるからこそ
自分の成長が分かったんだ、
この人がいるから自分の弱さが
分かったんだということで
「有り難う御座います」と
言って
必ず挨拶をします、
これが道ですね。
例えば食事の後で
ごちそうさまも言えない人がいますが
作ってる人はごちそうさまと言って
欲しくって作ってるわけではないから
良いんですと言いますね。
そういう問題ではなくて
ご馳走になれば
ゴチソウサマというのが礼儀ですね。
親にご馳走になっても
ゴチソウサマでしたとか
朝はお早う御座いますとか
帰りにお先に失礼しますとかを
言うのは人の道ですね。
そんなことも言えなくては
社会性活は送れませんね。
人間にはルールがあります、
言葉のルールがありますから
それを教えてあげるんですね。
ご馳走するというのも愛ですが
受ける方もゴチソウサマ、
美味しかったよと言うのも愛ですね。
お金を出しても
ゴチソウサマ、有り難うと言いますよね。
お金を出せば
言わなくても良いと
思ってる人は
それは違いますね。
百円玉を食べてみても
お腹がイッパイニなりますか
お金を出せば良いんではないですね。
籠に乗る人担ぐ人、そのまた草履作る人
魚を捕る人、肉を作る人、野菜を作る人
それを市場で売る人、
それを買ってきて料理をしてくれる人がいますね、
それで初めて食べれます。
そこまでの過程を考えたときに
最後にゴチソウサマ、有り難うねと
言うのが当たり前です。
ほとんどの人ができますが
出来ない人がいれば
教えてあげるんですね。
牛に引かれて善光寺参り
例えば善光寺に行けば
煙を頭につけたり
体につけたりしますが
それを私は迷信だと思いますとは
言っては駄目ですね。
皆が楽しくしていることを
ぶち壊すのは良くないですね。
何か清らかな気持ちになった気がします
とかを場面を考えて言って下さいね。
例えば本屋さんで
ずっと立ち読みをして
少し読んで買うか買わないかを
決めて下さい、
そういう事をマナーとして
出来るようになって下さいね。
お礼も言わないで
食べるのが当たり前になっていて
感謝しているんだけど
何か言うのが照れくさくてと言うけど
それでは社会生活を送れないですね。
千人に一人ぐらいしかいないですけど
いれば注意して下さいね。
そういう人が
皆に嫌われないように
教えて下さいね。
皆が楽しそうに
万歳をすれば
自分もすれば良いんですね。
善光寺さんで煙を体や頭に
あおいでれば
これをすれば厄がおちるんですよ、
病気が治るんですよと皆がしていれば
自分もするんですね。
どうしてもしたくなければ
行かないことですね、
行って能書きを言うのは良くないですね。
郷にいれば郷に従え
精神論者としての最低のマナーですね、
自分のすることを考えて
日常生活を送って下さい。
この言葉を愛として
読んで下さいね。
これはお説教ではありません、
誰だって嫌われたくはないですから、
私のためにこうやって言ってくれる
人の気持ちを考えて読んで下さいね、
これが道です。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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