人を変えることよりも、自分が愛のある言葉を言っているかに目を向ける
この世でただ一つできることは、自分を変えること
ところで、悩みは「時」を味方にして忘れることが解決策です。
でも、もちろん問題に対処しなければなりません。
例えば、母親と妻の仲が悪くてね悩んでいる男性がいたとします。
男性がいくら悩んでも、母親と妻の仲が良くなることはありません。
けれど、このままの状態ではみんなが不幸になると思ったら、できることはあります。
一緒に暮らしているなら別居する、既に別居しているなら、行き来をなくすなどです。
会う機会を少なくしてお互い幸せな時間を多くすることです。
でも、その男性が、問題に対処できるのはそこまでです。
その先の母親と妻の気持ちを変えることは絶対にできません。
気持ちは、本人が変えようと思った時しか、絶対に変わりません。
人の心は絶対に変えられないんです。
例えば、アルコール依存症の人がいます。
周囲がいくら言っても、お酒を飲むことをやめようとはしません。
家族は心配ですよね。
何度も何度も注意しても聞かない。
家族も苦しくなります。
一人さんはこう言います。
「相手が自分の思い通りにならないと苦しくなるよね。
だけど、この世で何とかなるのは、ただ一つ、自分自身のことだけなんだよ」
そうです。
それなのに、ついつい、人に「こうしてくれたらいいのに」「どうしてやってくれないの」って思いがちです。
でも、一人さんに教わったように。世の中には、ゴリラ部長もいれば、オラウータン課長もいて、自分なら「当然やるべき」と思っていることも、「こんなことは後回しでいい」と思っている人もいます。
本当にいろんな人がいて、自分とは違うんです。
「人生は自分の魂を成長させる修行の場なんだよ。
だから、自分の思うように行かないことや、『これのどこが?』と思うようなどんな出来事も、自分の魂を成長させるためにみんな必要な出来事なんだ。
だから、どんな状況でも、愛ある言葉を言って、幸せの方へ行かなくちゃいけない。
神様からの『あなたはいつでも愛のある言葉を言ってますか?』という試験なんだよ。
例えばさ、中の悪い嫁姑が別居することになって、旦那さんが『喧嘩ばっかりしてるんだから、別々に暮らすよりしょうがないだろう!!』なんて言ったとしたら、さらにお母さんや奥さんは『向こうがこういうった』『こんなことをやった』とエスカレートして、どんどん泥沼にはまっちゃうよね。
みんなでさらに不幸せになっちゃうよ。
それが、旦那さんが愛のある言葉で、『お母さんも幸せになってほしい。妻も幸せになってほしい。それが僕の幸せなんだ』と言えば、お母さんも奥さんも何かに気づくことができるかもしれないよね。
必ず、幸せの道が開けてくるはずだよ」
それが本当に体験する出来事が、私の実家でありました。
体の調子の悪い乳に飲んで欲しいですサプリメントがあったのです。
久しぶりに実家に帰ってみると、父は全然飲んでない様子。
一人さんに会う前の私だったら、「何で飲まないの?」と怒っていたと思います。
でも、怒ったところで、父はますます飲まなくなってしまうかもしれません。
それに怒るのでは、神様の試験に不合格になってしまいます。
どうしたらいいか考えて、手紙を書くことにしました。
愛をこめて書きました。
「お父さん大好きだよ。
元気で長生きしてほしい。
お父さんが元気じゃないと私はすごく悲しいよ」と、便箋5枚に書きました。
それをこっそり置いて、京都に帰りました。
後で母親に電話したら、父は泣きながら手紙を読み、サプリメントも飲むようになったそうです。
本当に嬉しかったです。
これって私と父だけの話ではありません。
だからと言い合って、言い負かしても得になることはひとつもありません。
嫌なやつだと思われて、恨まれるから嫌われるだけです。
さらに、それでも相手は決して自分の考えを絶対に変えることはないのです。
それよりも、『相手をどうにかして変えよう』という自分を一切捨てて、愛のある言葉で自分の気持ちを相手にどうしたら伝えることができるのか考えましょう。
頭を使って、自分も周りの人も幸せになることを考えた方がいいですよね。
変えられるのは自分だけ。
だから、幸せに向かって、どんどん自分を変えてください。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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